curiosity

皆さま、こんにちは。
曇り空の下、本日も寒い一日ですが元気に営業しております。
当店は住宅街の中にある事もあり、ご近所の方がふらりと立ち寄りお声をかけてくださることが良くあります。

本日もご近所にお住まいの年配の外国の方がふらりと立寄ってくださいました。
当店が開店する前から何かと気にかけてくださっていた方で、お店の前を通る度に声をかけてくださり、何気ないお話をしています。

今日彼との話題にでた、英語や海外への興味の話でふと、この仕事を始める前。 英語や、海外に興味を持った時の分岐点となったときの事を思い出していました。
海外に興味はなく、英語の勉強もまともにした事も無く、英語力ゼロの29歳がある日突然興味が沸き、初めて海外に行き留学をしたこと。
私にとってこの留学は「語学」ではなく「経験」の為でした。

もちろん、語学は必要な事なので、勉強は必須ですが、私の中の好奇心は何よりも、違う国に一人で行き、その国なりの文化を見る事、経験する事、違う国の人に出会い、話をし、友達を作る。という事で、語学は後回しになっていました・・・
違う国、文化への好奇心で一杯でした。

今思えば、沢山の必要な事を準備せずに慌てて旅立ったと思います。
勉強はもちろん、住む土地の事、心構え。などなど。
様々な準備がおろそかで、慌てて旅立ち後になって「あぁ・・」と感じる事は沢山ありました。
もちろん「反省」はありますがそれよりも「経験」した事の充実感が大きく、その後の私を大きく変えたので行って良かったと思っています。

その経験があったからこそ、その後片言の英語を話しながら旅に行き、様々な人に会い、様々な経験が出来るんだと実感します。
そして、その経験が少数民族などの知的好奇心につながり、今に辿りつき、この先へと変わっていきます。

そう思うと、あの「反省」だらけの留学が今の私にとって大きなプラスになっています。
可能な限り完璧に、理想的である事は何よりですが、時には「反省」や「後悔」を踏まえ、それらを糧に前向きに進むことが大切だと思います。

正直、今でも私の英語は片言でコンプレックスを持っています。
私より英語が上手い人はもちろん沢山いますし。。。
それでも個人で旅に行き、英語で沢山の人と繋がり、友達になり、仕事に繋がり。と考えると自分でも不思議に感じる事があります。

それは、あの留学した際に持っていた「好奇心」の一つお陰なんだと思います。
それを今でも変わらずに持っているからこそ、それなりにでも形になっているのかな。と感じています。

国籍、文化を問わず様々なものを見て、経験し、楽しい人に出会い繋がる。
という旅が持つ、魅力への好奇心は尽きないですし、それが私の根本の一つなんだと思いました。

今日彼と話をし、このblogを書いて、改めて自分を大きく変えた「好奇心」を忘れずに育てながら、また前進したいと思いました。

↓初海外。バンクーバーの風景
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Yoshi,

伊豆旅行

皆さまこんにちは。
桜も満開になり、いよいよ春がやって来ましたね。

我が家の多肉&サボテン達も本格的に動きはじめ、
開花の準備をしているものもいます。

先日、お休みを頂いき夫婦で伊豆旅行に行って来ました。
実は、純粋な国内旅行は初めてなのです。
妻の実家に帰る際、私の親の実家の用の際など
、何かの用事に合わせた観光はしているものの、
考えてみたら純粋な旅行で出かけた事はない事に気づきました。。。。ww

初めての伊豆観光。
伊豆は海あり山あり。 お寺や名所は勿論、動物園&植物園も
豊富にあり見所が満載でした。
熱海の伊豆山神社から入り、修善寺&浄蓮の滝をとおり
湯ヶ島温泉で一泊。
二日めは、ドライブしつつ20世紀美術館を見学し、シャボテン公園へ。
何処も素敵なところばかりで、夫婦二人本当に楽しく
観光する事が出来ました。

歴史的にゆかりのあるお寺は勿論ですが、
個人的には伊豆の山や森、木が本当に素敵で感動しました。
初日に訪れた、伊豆山神社。
こちらもとても素敵な建物なのですが、敷地内に生えている
幾つかの古い木の素晴らしい事・・・・
そして、裏手にある本宮へと続く山道の森が本当に素敵でした。
雨上がりのしっとりした感じと、澄んだ空気の感じが合わさり、
本当に美しい森でした。

こちらの山道は片道1時間位の本格的な山道のようで、
軽い気持ちでいたわし達は残念ながら途中で断念しました。
とはいえ、本当にまた訪れたいと思う素敵な森でした。

そして、勿論お楽しみは二日めのシャボテン公園。
20世紀美術館でゆっくりとした贅沢な時間を過ごしつつ、
途中に発見したフェアトレードショップに立寄りつつ、
シャボテン公園に向かいました。

ほとんど柵がなく、とても近くで動物と触れ合える素敵な場所でした。
ただ、柵のない外にいる鳥たちは、飛べないように
片方の羽を切られていたのがとても切なくなりました。
とはいえ、孔雀やリスざるが放し飼い状態で、餌を与えながら触れ合えるので、
子供連れの方たちには特に楽しい時間となっているようでした。

まぁ、個人的にとても楽しみにしていたのは、勿論植物達のいる温室です。
思ったよりは大きくなく、植物も溢れんばかり。
というわけではなかったのですが、とても見ごたえがあり、
本当に素敵な温室でした。

多肉というよりはサボテンがメインなのですが、
中々お目にかかれないような、大型のものが沢山いて、とても圧巻でした。
中にある、130cmのサボテンなんかは、およそ130歳になるものも。
サボテンや多肉はとても生長がゆっくりなので、
長い時間をかけてゆっくりと大きくなっていきます。

そして、小さくキレイな花を咲かせながら、子株をつけていきます。
我が家にある、小さいものを見ているもの好きですが、
100歳を超えるような大型のサボテンを見ると、長い時間をかけて成長し、
時に不思議な形なモノもいたりと、とても感動的なものです。

今回、夫婦水入らず。
リフレッシュを目的に出かけてきたのですが、振り返ってみると、
動植物などの自然にとてもパワーをもらい癒された日々でした。

伊豆といえば、海なのでしょうが、山や森好きの私たちは、
伊豆の山とそこにある森、そして沢山の素敵な木などに癒され
エネルギーをもらったと感じました。
植物園にある、サボテンたちも勿論ですが、植物の持つエネルギーや
生命力などを改めて感じ、とても有意義で不思議な感覚を得られた旅行でした。
この旅行で何かが劇的に変わる。
というわけではないのでしょうが、私たちにとっては間違いなく
この旅行が大きな節目になったと感じました。
国内の近場でも、まだまだ素敵な場所は沢山ありますね。
是非また素敵な場所に出会いに出かけたいものですね。

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伊豆山神社

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敷地内の古木

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本宮への山道入り口

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山道の森

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山道の木

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山道にて

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修善寺

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日枝神社の古木

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浄蓮の滝

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道中のフェアトレードショップにて


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金鯱の群生

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サボテンの花は小さくてカワイイ。

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お気に入りの一つ。
いつか我が家にお迎えできたら良いなぁ。。。

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これもまた素敵な群生。

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こういった気持ち悪さもまた魅力。

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この群生もかなり素敵。

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この花キリンもかなりの大型で沢山の花を咲かしてました。

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野生化し、アスファルトを突き破るアガベ。
さすがはシャボテン公園w

いつかまた伊豆の山々の自然に会いに行きたいな。
そして、次回は是非熱川バナナワニ園にある植物園にも行きたいものです。ww

Yoshi,

北海道

すっかり、ご無沙汰してしまいました・・・
実は先日お休みを頂いて、妻の実家がある北海道、旭川へと
妻と愛犬のマグロ氏と里帰りしていました。

気が付いたら、2年ぶりの里帰りでした。
その際、女満別空港から北海道入りし、北方民族博物館〜屈斜路湖〜摩周湖を
回り、阿寒湖へ行って来ました。
アイヌの方々や作るものに興味があるので、いつかは訪れてみたい
場所のひとつでした。

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こちらは北方民族博物館。
なんと写真撮影OKでした。。。

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北方民族博物館にて、お昼ねする愛犬マグロ氏。

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快晴の摩周湖。

お天気には恵まれました。
また、長くお付き合いをさせて頂いている、アイヌ文様でシルバーアクセサリーを
作られているAgueさんが阿寒湖に引っ越されたので、お会いしに行って来ました。

阿寒湖畔にある、アイヌコタン。
こちらにはアイヌの方々の民芸品店が沢山あり、木彫作品や刺繍など、
沢山の素敵なものが並んでおりました。
やはり、東京では見れないものが沢山並んでいました。

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アイヌコタンにあるアイヌのトーテムポール。
本当に素敵な場所。

その中でも、熊の家という藤戸さんのお店を覗かせて頂いた際に
案内して頂いた、地下にある展示室の凄さ・・・・
有名な熊の木彫り作品はもちろん、数多くの作品が並んでいるのですが、
作品それぞれの凄いこと・・・・
写真では伝わらない、実際に見ることの素晴らしさを再認識させられました。
訪れた際には是非、見て頂きたい場所のひとつです。
もちろん、藤戸さんのお店以外でも、沢山の素敵なものを
ご覧になることが出来ます。
これらの作品達は、「何処でも見られるもの」ではないので
阿寒湖に立寄った際には是非触れて見て欲しいものです。

Agueさんとは、ポロンノという義理の妹さんご夫婦が経営する
アイヌ料理のお店で合流し、お食事しました。
Agueさんが高尾から阿寒湖へ引っ越した経緯など、
とても濃いお話をお聞きしました。
奥さんの床絵美さんやお子さんにもご挨拶し、
とても素敵なご家族なんだな・・・ と改めて感じました。

そして最後には、Agueさんに素敵な情報を頂きました。
阿寒湖には遊覧船が出ているのですが、ある日の朝一番の遊覧船限定で
、Agueさんの義理の妹さんでもある、郷右近 富貴子さんがガイドを務め
、ムックリ(アイヌの口琴)を演奏したりと、アイヌの文化をご紹介されているとか。。。
しかも、世界口琴大会で第3位になったとか。

その日がちょうど翌日だとお聞きしたので、これを逃す手はないと翌日早起きし、遊覧船に乗り込みました。

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阿寒湖。
朝一の遊覧船から。

阿寒湖にまつわるアイヌのお話。ムックリの演奏。 アイヌの歌2曲。
そしてトンコリの演奏。と、とても贅沢なものでした。
特別は追加料金はもちろん無し!ww
もし、タイミングが合えば是非!
これはお勧めです。


ムックリ演奏。


郷右近 富貴子さんによるトンコリ演奏

その後、Agueさんのアトリエにお邪魔し、自家焙煎したての
コーヒーを頂くなんて素敵な時間を過ごしました。
その際、ご一緒した写真家の方に作品を
見せていただいたのですが、これがまた素敵なの何のって・・・・w
いつかご紹介したいものです。

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Agueさんのアトリエにて。
コーヒーを焙煎中・・・ なんとも素敵な香りに包まれました。

奥様の床絵美さんの働く食堂にお邪魔し、お勧めというきびなごの天丼を頂きました。
「絶対ミニ丼にしときな!」と助言どおりわれわれ夫婦はミニ丼に。
Agueさんと写真家のお友達は普通のサイズ。
正直、ミニ丼は名ばかりで、普通以上の大きさでした・・・ww
そんな山盛り天丼に全員、見事にやられました・・・ww

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これで、ミニサイズのキビナゴ丼。 1050円でした。
なんとも安くて美味しい・・・・
最後にもう一度アトリエにてコーヒーをご馳走になり、
旭川へと出発しました。。。

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旭川に向かう道中。

旭川では、ご両親とゆっくりとした時間を過ごししたり、
お墓参りしたり、ととてもリラックスした時間を過ごしました。
また、近郊の東川という町に出かけたのですが、
チラホラと素敵なお洒落なお店がありました。
若い方が移住しお店を始めているとか・・・・
そのエリアにあるお店の看板も統一してあって、
みんなデザインが可愛いんです。

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東川エリアの看板はどれもみんな素敵!
ゆっくりとした時間が流れるエリア。
ここも中々素敵な場所でした!

しかし、2年ぶりの北海道。
改めて、自然が多く。空が広いと感じました。
まぁ、当たり前と言えば、当たり前の事ではあるのですが、
これは本当に素敵なことであり、羨ましい事だと感じました。

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もちろん、冬には雪が沢山積もり、厳しい事も沢山あります。
ですが、自然が当たり前のように近くの直ぐそこにある。
というのは、ちょっと怖くて素敵な事ですね。。。
「都会の中で暮らす」というのは都会の中でしか得られないものがあります。
それはもちろん、大切な事なのでしょうが、
自然の中で暮らし、得られるものの尊さや、素晴らしさ。
そして、自然の中で暮らすという感覚。は自然が近くないと感じられない。と再認識しました。
自然と離れるということは自然への感覚を鈍らせる事にもなると・・・・
どんなに文明が進んでも、私達は自然と暮らしている。
ということを忘れてはいけないんだと感じました。

また、元々持っている自然への感覚も大切にしなくては・・・とも。
改めて、自然とともに暮らす事の大切さを考えた数日でもありました。

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Yoshi,

trip to Vietnam & Laos.

今週の金曜日から、約一週間の予定でベトナム&ラオスに行ってきます。
サパ、バックハー、ハノイ、(ベトナム)、ルアンパバーン(ラオス)
を弾丸で周遊してきます。。。w

商品はもちろん、生地や少数民族の人達の刺繍が入った、
テープや素材などを仕入れてこようと思います。
今回は、ベトナムのサパで黒モン族とザオ族等の人達のマーケットと、
バックハーでの花モン族のマーケットを覗いてくる予定です。
その後、ラオス、ルアンパバーンに行き、ひと息つきつつ、
ラオスの少数民族の人達の作品や生地等を見てこようと思います。

以前、旅行としてベトナムには行った事があり、その時には
ホーチミン、ハノイ、サパを回ったのですが、個人的にサパがとても好きになり、
また行きたいと思っていたので、今回仕事がらみで行ける事はとても嬉しい事です。

サパといえば、欧米人等の観光が盛んな街で、少数民族の方々は
かなりアグレッシブに物売りをしています。

例えば・・・
・食事をお店でしていると、外で5人くらいの人達が出待ちをする。
・何か一つのものを見ていると、周りの人たちが同じものを差し出し、これも見ろと・・・そして、買ってくれと。
・まだまだ若い女性が赤ちゃんを抱きながら、「私の子供の為に買ってくれ」とついてくる。
・お年寄りはもちろん、3,4才の子供達も必死に商品を売っていて、ずっとついてくる。

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↑外で出待ちをしている様子。

等々、良くないイメージを上げれば沢山あるかもしれませんが、
僕個人の感想としては、そんなに悪いイメージを持たなかった。
というのが正直なところ。 むしろ、ハノイでの印象の方がとても良くなかったです。

印象が悪くなかったというのも、僕個人としては少数民族の人達の人柄だと思いました。
もちろん、現金が必要なので必死なのはもちろんなのですが、
笑顔が決してないわけではないのです。
あり得ない値段をふっかけてくるわけでもないですし。
(値下げ交渉はしましたが、そんなに大きな差はなかった記憶があります。)

むしろ、他の街でのふっかけ方の方がひどかったですね。
(場合によっては7,8割引き・・・・ て、最初の言い値はなんだったの?と思ってしまうほど・・・ww)

それに、こっちが日本語で、「お母さん、それはいらないよ。。。」というと、
黒モン族のお母さんは「あぁ、お母さん、お母さん。」「いらない、いらない。」と
復唱し笑ってくるのです。
子供達は、かなり流暢な英語を話しますが、お年寄りは流石に話せないので、
そういった形でコンタクトをとってきます。
どこか憎めない雰囲気があるといった感じでしょうか。
しかし、早朝にサパのホテルに着くなり、3,4歳の黒モン族の子供に出会い、
「名前は何?」「結婚してる?」等聞かれた時は、一緒に行った妻と共にやられました・・・・ww

少し触れましたが、サパの少数民族の人達はかなり流暢な英語を話します。
聞いたところによると、欧米人等の観光客の話す英語から勉強したとか・・・
子供の吸収力は早いものの、これには少し驚きでした。

仲良くなった黒モン族の女の子と話していると、僕のバックパックについている
「Alaska!」と書かれたキーホルダーを見て、「これ何?」と聞いてくるので、
アラスカに行った友達のお土産。と伝えると、アラスカって何?と・・・
その後、アメリカやUSAと説明したものの、あまり理解してない様な感じで、
「ふぅ〜ん・・・」と言っていました。
なんか、僕はその時少し不思議な感じがしたのです。

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↑仲良くなった黒モン族の女の子達。(いとこらしいです。)

サパでは、おもに黒モン族とザオ族の人達がいるのですが、
それぞれが見事に違うんです。
黒モン族は、どちらかというと人懐っこくフレンドリーな感じ、その分距離が近い。

ザオ族は、少しクールな感じ。もちろんニコニコしていますが、
黒モン族の人達に比べると少し距離がある感じ。
なので、少しキツイといったイメージもあるかも。

長くなりましたが、前回に続き今回もサパには長く滞在できないのが、
とても残念なところ。。。
その分、バックハーでのマーケットに行けるので、良しとしていますが。。ww
今回は、バックハー、ルアンパバーンは初なので、どんなところなのか、
どんな人達がいるのか。そして、どんな素敵なものがあるのか。
とても楽しみにしています。
そして、素敵なものをこちらでもご紹介できる様、探してきます。

帰国後は、諸々の処理でバタバタするとは思いますが、
このblogでのご報告を含め徐々にアップしていきますので、
楽しみにお待ちいただければ幸いです。

Yoshi,