Rolfing.

皆さまこんにちは。
日々ちょっとづつですが、暖かくなり春を感じるようになって来ましたね。
朝の空気の匂いが変わったり、空や植物が動き始め、個人的には「まってました!」という気分です。

我が家の植物も少し動き始めるものが出始める反面、なぜか元気がなくなるものも現れています。
いつもと変わらない場所で、いつもどおりに過ごしているのに、元気がなくなっているのです。
彼らなりに何かの変化があるのは確実なのですが、それが何なのか分からないので、やはり生き物を育てているんだと、再認識します。

さて、かなりご無沙汰してしまった更新ですが、本日は身体の話を。
先日、かなり久しぶりに「ロルフィング」の施術に行って来ました。
実は、2年くらい前から「ロルフィング」というものに通っています。
日本で3番目の上級ロルファー、平田さんが施術を行う「ロルフィングスペース代官山」です。

今は、半年位に一度のペースで行っています。
ロルフィングとは、とても簡単に説明すると、体の「筋膜」というのをほぐしつつ、体のバランスだけでなく、内面のバランスも同時に整える。というものです。
身体と心は繋がっていて、どちらも影響し合う。と言う考えの下、施術が行われます。

とはいえ、平田さんは従来のロルフィングの施術だけではなく、様々な技術を学び、それらを総括した施術を行ってくれます。
例えば、大きな事故にあった場合、怪我した部分は勿論ですが、そのときの痛みや、怖さなどの影響が無意識に身体や心に残るのです。

その時の影響が、身体や心、意識に残り、癖となり身体の歪みやバランスを崩すそうです。
それを理解しながら施術を受け、身体だけでなく心や意識の中も紐解き両方のバランスをとる。と言うものです。

例えば、平田さんは施術の際、頻繁に「歩く」と言う行為を見ます。
平田さんいわく、歩き方はその人の意識や気持ちがでる。と仰ってました。
「目は自分自身が向かう行き先、目標を見る、見据える。 足は地に足を着け、踏みしめつつ、その目標向かって歩く。というものです。」
ただ、キレイに歩けば良いわけではないそうです。

どんな意識を持って、歩いているのか? が大切だそうです。
その人の気持ちや、意識が自然と表れるそうです。
例えば、前を向かず、猫背で足を引きずるように歩く。とか、ぺたぺたと歩く。
また、肩で風をきり、威嚇しながらとも取れるように歩く。
そういった「歩く」と言う行為の中にどんな意識があるのか。

また、それらが及ぼす身体と心への意識とは。と言うのを教えてくれます。
下を向いて、足を極力動かさず、引きずったり、ぺたぺた歩くと言う中には、行きたい方向を捉えているのか? 目的地へキチンと向かう。と言う意識があるのか? 腰が重くなっていないか? また、そこには不安や恐怖があるのでは?
また、過剰に意識しすぎる歩き方。 肩で風を切ったり、派手な歩き方をするといった歩き方の中には、他人の目を意識しすぎていないのか? どう見られるか。を意識していないか?
そうする事により、本来の自分の歩き方、または向かうところを見失わないのか?
それらの歩き方は勿論、心や意識だけでなく、身体へも癖として根付き残ります。
そうすると、身体への歪みにも繋がるのだそうです。

そういったことを紐解きつつ、身体への施術を行い、身体と心の両方のバランスを同時に整え、本来の「目的地に向かう」というシンプルな歩き方を目指します。
話を聞いていると、とても「なるほど・・・」と思う事ばかりでとても興味深いのです。
自分がどのような歩き方をしているかを、客観的に教えてくるので、今まで自分が無意識に歩いていたかを知る事が出来ます。
また、施術をしながら歩き方がどう変わるか? と言うのを知る事ができ、とても面白く興味深いものです。

「歩く」と言う行為はとてもシンプルなものですが、その中にある奥深さみたいなものを体験しました。
ある意味、瞑想的でもありますね。
以前行った、施術の一つ。
まずは、歩いてみます。 そのあと、自分の視野に見えるものすべて、また空間を意識し、匂いや音、歩く際に感じる空気や風を意識して歩いてみてくださいと言われます。
その時に自分がどう感じるか? どう変わるか? を体験すると、今まで、自分が無意識の中で、色々な事を止めていた事に気づきました。
キチンと呼吸をし、匂いや風を感じながら歩く。と言ったシンプルな事でさえもせずに、人の多さや、臭いを避けるためなどの理由で、極力抑えていたのです。
意識する事により、「歩く」と言う行為だけでなく、自分自身がより明確で爽快に感じるようになります。

そう感じる事を積み重ねて行く事により、心や意識への影響となり違うものや新しいものを生み出す。 という事に繋がるそうです。
平田さんは、あくまで提案という形でお話します。
あくまで、「そうしなさい」とか「そうした方がいいです」といった言い方はしないです。
「今まで、長い間してきた歩き方を、今からちょっと変えてみてもいいんじゃないですか? しばらく新しい歩き方をしてみてもいいんじゃないですか? そうすると、何か違うものが見えたり、感じたりするかもしれませんし。」
そういわれると、何とも簡単に「そうだな。そうしてみようかな。」という気になるから不思議なものです。
また、「歩く」という事だけではなく、それらに必要な「呼吸」というのも教えてくれます。

ゆっくりと鼻から吸い、胸やお腹、身体全体に空気を取り込みゆっくりと吐き出す。
その時に、身体の何処にも力を入れず、ただリラックスする。
そうする事により、頭の中がクリアになり、とても気持ちがよくなるのです。
私たちが日々している、「呼吸」というシンプルな行為でさえ、よく分からないまましていたりするものです。
「呼吸」を変えるだけで、少しだけ意識が変わり、ちょっと新しい日々になると感じました。
その、ちょっとがとても大きく大切なんだとも感じます。
また、施術を受けていて感じた事の一つなのですが、彼は見ているだけで、私の体の些細な動きが分かるのです。

また、施術で触っていない部分の身体の変化もわかるようなのです。
たとえば、足を施術している最中に、肩に力が入ったとしたらすぐに気付き、「肩の力を抜いてください」といわれたり、呼吸を見ているときも、私が無意識で気付かないような事に彼は気付くのです。

例えば、無意識に力んでみたり、ちょっと意識をサボったりするとすぐに気付かれ、指摘されます。(笑)
これには毎回本当に驚かされます。。。。
個人的な感想ですが、施術を行ってくれている、平田さんとの相性がいい。というのが何よりなのかもしれません。

平田さんは、ロルフィングというものをベースに様々なものを研究し、勉強し活用し生かしている。と感じます。
ヨガや瞑想は勿論、剣道やバレエなどの様々な身体の使い方を研究しそれらを活用してみたりと、とても引き出しが多く、面白いのです。
また、凄く知識の豊富な方なので、お話もとても面白く興味深いものばかりで飽きません。

個人的には、学者や研究者のように感じます。
とはいえ、とてもチャーミングでユーモア溢れる方ですが・・・
今回は約一年ぶりの施術でした。
ここ半年くらい特に身体と心のバランスが崩れたと感じていました。
とはいえ、ネガティブになっていたわけではないのですが、日々のバタバタや、幾つかの悲しい事が影響し、身体が歪みはじめ、歩き方を忘れたようなきがしていました。

施術の結果、やはり身体への意識が遠のいていたせいで、腰椎や仙骨が沈み、それにより足や首の付け根にも影響が出ているとのことでした。
一つ一つ丁寧に施術して頂いていくと、これが手に取るように変わっていくのが分かるのです。
左足を施術すると、右足の違和感があからさまに感じるようになったり、腰を施術すると、腰の向きが変わるようになったり、首を直すと、上から一本筋が通ったような姿勢になったり、施術をするたびに自分の身体が変化していくのが分かるのです。

そして、身体が変わることにより、呼吸が変わり、頭の中がすっきりするのがはっきりと分かるのです。
そして、施術の間ずっと中島みゆきさんの「糸」を聞いていました。(笑)
最近のお気に入りらしく、中島みゆきさんの「糸」だけでなく、色々な方のバージョンを聞きながらの施術でした。
個人的にも、「糸」はとても好きな曲なので心地よかったですが。
歌を聴きながら、平田さんはそれぞれのミュージシャンの歌い方の違いを確認していました。

たとえば、この人はどんな意識で歌っているのか。 外側からのアプローチなのか、内側からなのか。 また、どのように歌詞を捕らえて歌っているのか。 などなど、そんな話をしていると、それぞれの特徴と違いがわかりとても面白かったです。
色々と聞いた結果、やはり中島みゆきさんの「糸」がとても凄いという結論になりました。(笑)
中島みゆきさんの歌い方は、1曲のなかで、声質や歌い方を変えているのです。 勿論、曲によっても声質や歌い方を変えています。
もちろん、それだけではなく迷いが無くとても凛々しく感じ、聴いていて歌詞がスーッとはいってきます。

歌っている人が、どんな歌い方をしているのか、どんな意識をしているのか。を見ながら聴く。というのもたまにはいいですね。
ロルフィングの施術を行いながらの、そういう会話もとても興味深く新しい発見をさせてくれます。
日々聴いている曲も、たまにはそんな聞き方をするのも、また面白いかもしれないですね。

施術を終え、身体の歪みも消え、歩き方も思い出し、再スタートを踏み出せそうです。
同時に、今まで挑戦したかったヨガにも今度こそ挑戦しようと。踏み出そうと決意しました(笑)

ロルファーの平田さん同様に、素敵なヨガに出会いたいものです。
ロルフィング話はまだまだ、ありますのでいつかまた書きたいと思いますので、お楽しみに〜(笑)

Yoshi,